新潟県十日町市で、知らない世界を体感してみる。

お元気ですかー?
お餅が大好きなので、もうすぐお雑煮シーズンなのがうれしいミギー(そして軽率に太る)です。あなたの好きなお餅料理はなんですか? どんなお餅もモチモチしてて最高ですよねー。

さて、わたくしはキャンピングカーで旅&仕事をする生活をおくっているわけですが(東京の家にいるのは半分強くらい)10〜11月にかけては長野・新潟・静岡の旅に出かけておりました。

今回はそのなかでも、おもしろい出会いがたくさんあった新潟県十日町市についてお話しようかと。

十日町市にはじめて行ったのは7年前の2013年。
当時は「夢の世界一周そろそろ行きたいなー。でも仕事やめるってのも不安だなー」という気持ちで生きてまして、なんか遠くに行きたかったのであります。ありますよね? どっか遠くにいきたくなっちゃうとき。

まぁ、そんなときちょうど「大地の芸術祭」が開催中だったんで、新潟の十日町市へバイクで出かけていったわけです。
※大地の芸術祭は3年に一度開催される世界最大級のアートフェスティバル。次回のトリエンナーレは2021年。
詳しくはこちら

https://www.echigo-tsumari.jp/

二日間、バイクで十日町をまわって街中の作品を体験したり、おいしいものでお腹いっぱいになったり、地元の方々とお話しさせてもらったり、おばあちゃんのにぎったオニギリを車座になって食べたり。「十日町めっちゃおもしろい!」と思ったことを強烈に覚えてました。
そして、この旅で泊めてくれたお姉さんとの会話が「やっぱ世界一周いこーっと」と決めたひとつのキッカケでもあります。

そんなこんなで、自分の人生の分岐点でもあった十日町市。
7年経って、バイク乗りからキャンピングカー乗りになったもんですから、せっかくなのでキャンピングカーで泊まりたいな〜と探してたどりついたのが「ギルドハウス十日町」でした。

ギルドハウス十日町は、40代ながらも隠居生活をおくる「ギルドマスター」ハルさんの古民家(デカい)で、「冒険者」と呼ばれるシェアメイトが共同生活してたり、旅人が泊まらせてもらったりしています。

ゲーム沼出身であり、旅好きでもある自分にドハマリしそうな予感!と思って、ギルドマスター・ハルさんに「キャンピングカーで泊まらせてください」とTwitter経由で連絡。すると「いいですよ」とご快諾いただいたので、十日町市にいるあいだ泊めていただけることになりました。

外観はこんな感じ。とにかくひろい。

ギルドハウス十日町の外観。もっとヒキで撮れよ、自分。

月25,000円で2階の個室を使わせてもらえるようで、これまでにも多種多様な人々が暮らしてきたらしい。年間訪問者は3,000人以上とのこと。すげぇ。
ちなみに、この25,000円/月には電気光熱費ネット代のほかに、夕食も含まれているようで、夢のような家ではないか……多拠点生活にも最適では?と思った次第。
夕飯は有志がつくって、みんなで食卓を囲んで食べて、片付けも有志がやるスタイル。わたしがご一緒させてもらったときは、カレーライス+おかず2品という豪華さ。おいしかったです、ごちそうさまでした。←いちおう準備と片付けはお手伝いして、宿泊お礼のカンパはしましたぞ。

ギルドハウス十日町は、もちろんハルさんの家であるわけですけれども、実際に訪問してみるとRPGの宿屋みたいな感じでもあり、ルイーダの酒場のような雰囲気でもあります。家のなかにデカいスライムのぬいぐるみとかあるし。ハロウィンには、ハルさんがジェダイのコスプレしてたし。

旅慣れた人も、これから旅してみたいなーって人も、そして「なんだか人生しんどいぞ」「生き方変えるヒントほしいわ」って人にも、いい刺激のある場所なのではないでしょうか。積極的に交流してみると、興味深い話がわんさか出てくる泉のような家なので、興味のある方はぜひに。

詳しくお知りになりたい方は、住まいを開放して交流空間とする「住み開き」スタイルを実践されているギルドマスター・ハルさんのnoteをどうぞ。

https://note.com/west2538/n/n64019c2e4c60

前にお話ししたように十日町は芸術の街でもあるんで、朝〜夕方は美術館や常設展示物をまわって締めに温泉に入り、夜はギルドハウス十日町で食卓を囲み交流するってのが、いい体験になるのではなかろうかと思うのであります。

温泉も併設されている越後妻有里山現代美術館[キナーレ]

トリエンナーレ時期以外にも見られる常設もので、わたしがいちばん好きなのは「鉢&田島征三 絵本と木の実の美術館」。廃校になった小学校を、まるごと立体絵本の空間にした美術館です。

美術館は丸ごと、絵本作家の田島征三さんが長年思い描いてきた空間絵本です。
絵本のタイトルは『学校はカラッポにならない』、主人公は真田小学校の最後の在校生だったユウキ、ユカ、ケンタの3人。
そして学校に棲む、夢を食べるオバケ「トペラトト」、夢をつぶすオバケ「ドラドラバン」…。
その世界を表現するのは、流木や木の実、和紙を使ったオブジェたち。
「鉢」の人たちと多くのボランティアスタッフの力で、田島さんのイメージがひとつひとつ形になり、空間絵本が現実のものとなりました。

絵本と木の実の美術館オフィシャルサイトより
体育館はこんな感じ
廊下だって空間絵本の世界
カフェで出してくれるカレーおいしいです。
カフェはこんな感じ。庭にはヤギもいてのんびりできます。

ギルドハウス十日町も、里山のあちこちにあるアート作品も、いつもは触れることにない「新しい世界」を体感させてくれますよ。ぜひ新潟県・十日町、訪れてみてくださいまし! わたしも2021年に再訪&滞在予定ですー。

読んでくれてありがとう、またね!

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